八風窯
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技法公開
『ヒナ文の絵付け』
『ハンコで馬の絵付けをしてみよう』
『紐づくりで大物をつくろう』
『炭焼窯で黒陶を焼こう 成形編』
『炭焼窯で黒陶を焼こう 焼成編』
『陶板時計の制作』
『祈りの造形(かたち)1000』 成形編

春の季節作品


3300円

 

八風窯の絵付けについて
 

うーんと、うちのはふだん使いの家庭食器ですから・・・

カップや湯のみなんかは『和める絵』を描きますけれど、
鉢や皿などのばあいは使う方が盛り込む食材が『本当の絵』なんです。

だからそれを引き立てる舞台装置ですね、
器は料理のキモノ、あくまで主役は食べ物。

でも何もものが盛ってない状態で見た方の気持ちをつかめないと・・・
買ってはいただけない。このカネアイがムズカシーんです。

1こ1こ、全部のやきものにぼくが手描きする。
なにを眼目として絵付けするかと云うと・・・『勢い』です。

すべての絵画は「線と面と色と光と影」で構成されてる。
そやけどやきものの絵付けは油絵や水彩画とちがう。

窯で焼きつける釉薬(うわぐすり)やから絵具みたいに
すべての色が出せるわけやない。技術上の制約ですね。
ぼくが使うのは下絵・上絵あわせてせいぜい10色くらいです。

そして器の絵付けは「約束ごと」なんやね。
いいかえれば様式美→文様です。
主役(表現)ではなく舞台装置としての「約束ごと」なんですわー。

盛り込まれた食べ物を美味しく見せたり、
食卓演出として自然や四季を感じさせる記号のようなものなんです。
そやから絵画表現とはちがうんでモチーフ(描く対象)も限られてくる。

○技術上の制約で色数はそんなに無い。

なので絵画の構成要素のうち「色と光と影」は捨てることになる。

○主役(表現)ではないから人の目になじみ、料理のじゃまにならない文様を描く。

文様は一種の記号。
先人が積み重さねて確立したボーダイな文様の世界がすでにある。
すでにある文様の世界に自分流のアレンジをくわえて自分の「芸」にする。

ここがむずかしいんです。
自分らしさ、ある種のオリジナリティがなきゃいけない・・・

「線と面」これだけで自分らしさと手描きすることの意味をだすためには・・・

☆考えた文様を器の面にどう配置するか。
☆どんな線で描くか。

この二つしかない。

空間の使い方、間合の取り方。それを結ぶ線。
この2要素にすべての自分らしさ、オリジナリティーをこめる。

そこに『ぼくの芸』といえるものがなきゃいけない。
ありきたりの「文様」を器の上に置いていくような絵付けならば
機械生産のやり方で、転写シールつくって張り付けた方がマシ。

線でも面でもこころがけるキーワードは「リズムの変化」です。
「序・破・急」といってもいいし、
「真・行・草」「守・破・離」といってもいいかな。

いきおいがあって、自由に変化して、イキイキと息づいた『絵を描く』こと。
その絵なかにぼくらしさとぼくの手の技をこめること。

これを心がけて・・・『ホッとなごめる絵』を1こ1こ、手描きします。

 



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