| 2010年10月11日未明 クルマの屋根を叩く雨音 いまだはげしい
 3じすぎ
 その雨をついて 馬場島の駐車場から
 出発する登山者もいるようである
 オレは 日和った   4じはん出発が理想と ゆーても
 なんぼなんでもこの雨では
 ま 臨機応変ってことで
 もうちょっと寝とこ
 で 6じ起床7じまえ出発
 
     おかげさんで 雨はあがり 晴れていくもよう♪
 この左手には 広い芝生広場 奥の社は 鎮魂の社 手をあわす
 社の横に大きな石碑があって 雄渾な書体で掘り込まれた文字
      試練と憧れ 
  
 さ その試練に出発 石碑の横から いきなり キッツイ登り
  
 標高差2200m ガイドブックでは山頂まで10時間
 なので 途中の早月小屋に1泊して 翌日山頂を目指す
 のがガイドブックに書いてあるモデル行程表
 けども若い人らは 軽く日帰りでピストンするよーである
   2年前の甲斐駒で標高差2200mはやってる5じはん歩き出しで山頂を越え 駒津峰の先でビバーク
 これも標準行程やと 登りに小屋泊まり1泊が入る
 そやし 今日ももっと行けるはず
  しかし 今日 出発7じ どこまでまでいってどこで寝ることになるのか
 臨機応変でいくしかない
 きついが すばらしくよく整備された登山道 ハァハァハァ・・・30ぷんも上ったころかな 平坦なトコ 前方からオネーサン
 ありゃ???? こんな時間にここまで下って来るってことは???やが 情報を取る
    こんちわー早月小屋から下りて来ゃはったんですか?
     いえ 今朝3じころ 下の駐車場を出たんですが・・・早月小屋よりもっと下までは行って・・・
 イヤになったんで 引き帰してきました
    3じ出発! あー なるほど・・・ 雨 キツかったもんねー・・・
 
 お気をつけてー と別れてから ?????ですわ
         道が壊れてたわけでもなく?イヤになったから下りてきた?
 3じ出発 そんな早立ちするほどなら なぜ?
 今どんどん天候回復して来てるのに なぜ?
 ザック雨具 ちゃんとした装備やのに なぜ?
 100mほど進んで次の登りにかかると オニイサンが下りてくるそのオニイサンがヘラヘラヘラってカンジで笑いながら下りてくる
 コンチワ コンチワ おにーさん おねーさんを追いかけて 早足
  ハハーン        合点がいった さっきのオネーサンと2人連れ
 嫌がるオネイサンをはげまして
 あの雨の中 3じから登ったんやな
 ヘッドランプつけて 雨具しっかり着こんで
 このキッツイ登り 夜は明けない
 雨はキツク弱く 止まない雨の夜の登り・・・
       ケンカしゃはったんやなぁ・・・ありがちなことやなぁカップル登山・
 オニーサンてれ笑いで取り繕うしかないわなぁ
  ムチャがんばり は 自分1人だけのときにでやらんと・・・・       山でケンカ・・・・       オネーサン オニーサン どっちも キノドク
 
 ダイヤモンド剣 になった この尾根 ほぼ東西 剣の山頂から光  この朝1番の光りの矢が オレの身体に突き刺さった  歩き始めから40ぷん 松尾平 標高900m  
   あこから100アップした
 あと2100 ほな 豆奴はん あんじょうに♪
 
    うちも よー分かりますわ そのオネーサンのお気持ち・・・・
 ムリに道連れにされて あんまりなことやと・・・
 オナゴかて 怒りますえ
  男はんとゆーもんは ときに ヒロイックな自分の姿 に酔わはる・・・・
 カッコつけたがらはる
 エエカッコしたがらはる・・・・
   おいやす そんなお人   強がらはる   そやけどオナゴの気持ちの中にはカッコつけん カッコわるい 男はんの弱さ
 そこにこそ 魅かれる ゆーことも・・・・
    剣 早月尾根 やりとり 2   |