畑便り

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バックナンバー２００８年畑便り２００７年畑便り２００６年畑便り２００５年畑便り２００４年畑便り２００３年畑便り２００２年畑便り２００１年畑便り２０００年畑便り	２００９／１　　　　　　　　　　こちら日野では、昨年暮れ２６日の大雪からずーとお正月の３日間も雪や冷たい雨が降り続いています。　昨年末のアメリカ金融破綻以来、経済面でも生活面でも、暗い話ばかり流されていて、気が重くなりそうな年の始まりです。　そんな中でも、大手の企業が、弱者の切り捨てをして保身を計っているのに対して、ある中小企業が全員の給料を１５％カットしてでも雇用をみんなで守ろうとしていると言うニュースも流れてきました。　ワークシェアリングと言う意識の流れがこんな時代にこそ根づいてほしいと願わずにはいられません。　昨年、こんな話をラジオで聞きました。　江戸時代の暮らしを垣間見た話です。　『そんなこと朝飯前の仕事だ』と言う言葉を聞いたことがありますが、もともと朝飯前の仕事とは、朝起きて一番にすることは、向こう三軒両隣と挨拶をかわし、様子をうかがい、何か困った事があるようなら喜んで苦もなく手助けをする。と言うことだったそうです。　そして朝食後お昼まで３時間は、暮らしを立てるための労働（LAVAR）に当てます。　午後からは畑を楽しんだり（畑楽）　端を楽にしたりすることにあてます。（端楽）今で言うボランテアですね。　つまりこれが『はたらく』となったとか。　働くと言うことは人の為に動くと言うことでもあった。　そして夕方からは、明日に備える、『明日備』・・・あすび・・・あそび　となったとか。　みんなが、せめて心だけでもそんな風に暮らせば、今起こっている諸問題は、ほとんど解決の方向に向かって歩み出すのではないかなぁー温暖化も、少子化も、食料問題も、社会不安も、今まではきっと『仕事』をし過ぎてきたのでしようネ。　人が事に使えていてばかりいては、人間らしい暮らしは望めませんよね。今年が皆様にとって、幸多き年となりますように。〒５２９?１６４４　　滋賀県蒲生郡日野町内池４４７　　　　　ニルギリ　ハッピーバレー農園Natural balance for the earth 　　　　　　　　　　　竹内　滋　　　TEL＆FAX　０７４８（５３）２２５１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.t-craft.com/nilgiris 追伸最近ラジオから『竹内まりや』の歌がよく流れて来ます。同世代です。「縁の糸」が連続テレビ小説「だんだん」の主題歌・・・等私は年のせいか『人生の扉』の方が心に響きます。　５０歳を過ぎた頃から、老い支度、死に支度を考え始めたからです。　両親を送り、身近な大切な人、友の突然の死　そして家族の一員だった愛犬達の最後。それぞれの人生・・・・・この晩秋も田畑に立って、周りの山々の素晴らしい紅葉に心奪われながら、『星野道夫』著　「長い旅の途上」の一説を思い出します。　『ただ無窮の彼方へと流れる時に、巡る季節でふと立ち止まることができる、自然とはなんと粋な計らいをするものなのだろう。それぞれの美しい季節にこの世で後何度、巡り会えるのか。　その数を数えるほど人の一生の短さを知るすべはない。　自然の色に、私たちは、たった一回の生命（いのち）を生きていることを教えられるのだ。』私達も旅の途上・・・先の事など考えても仕方がない、帰らぬ今この一瞬一瞬を大切にきざみこみたい。来る年が、生きとし生けるものに幸多き年でありますように。　　　　　　　　　ゴーダマ　　　　　　　　　　　この犬（こ）達から多くのことを学習したのは私達でした。２００８／４．１９永眠（１３才６ヶ月）　　　　ゴーダマを愛して下さった方々、本当にありがとうございました。　　　　　ニルギリ　ハッピーバレー農園　Natural balance for the earth　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TEL＆FAX　０７４８（５３）２２５１　http://www.t-craft.com/nilgiris
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